残すところあとわずかとなりました。
今度は消えない様に保存しながら書いてますw
2009年を無事に過ごす事ができましたのも、いつもあたたかく見守って下さっている皆様のおかげに他ありません。
いつも直接お客様に商品の説明をしてくださっております販売店様。
HPを知らなくてもお店でANIMAL-WORSHIP SILVERの商品をご購入頂きましたたくさんのお客様。
いつもHPをご覧頂きご注文頂きます皆様。今年も本当にありがとうございました!
私自身『ものづくり』という事に改めて向き合う事ができた大きな一年でもありました。
ものを提案できる喜びと責任。
来年もその先もずっと意識すべき答えを今年見つけられた気がします。
来年も皆様に喜んで頂けるものづくりや提案をできるよう邁進して行きたいと思いますので2010年も宜しくお願い致します。
皆様に素敵な2010年が訪れます様心よりお祈り申し上げます!
本年度中の発送業務も先日全て終了致しました。
本日到着されたお客様も多いかと思います。来年の発送になりますお客様にはその旨メールにてお伝えしておりますのでご確認の方宜しくお願い致します。
年末年始のお問合せ&ご注文は常に受け付けております!
発送もクロネコがやる限りうちもやりますw
念の為にオーダー前に在庫確認等頂けますとスムーズに発送も可能ですのでお気軽にお問合せ下さい〜
さて、ここからは先日もお伝えしておりました『 Mement Skull Ring 』に隠された秘密大公開でございますw
本日このリングが到着されたお客様も多数いらっしゃいますが、2008年6月のリリース以来、雑誌等での掲載もあり、たくさんのご注文を頂いておりまして、最近では海外からのご注文も多く頂いておりますANIMAL-WORSHIP SILVERを代表するアクセサリーになっているこの『Mement Skull Ring』
お守り的な要素を裏に表にと全面にデザインを施してありますが、ホームページでは説明していない『秘密』要素を本日発表致します!
・・・なぜに説明していないか・・・それは・・・あまりに長くなり過ぎて『気持ち悪っ!』ってなるのでw
いやいや、あり過ぎる『意味』ってのは逆に"デザイン"に必要無かったので、いずれ機会があればブログなどで発表しようと思っていたんです!
長くなりますので覚悟して下さいネ〜w

それではまずは見た目的なデザインの話から・・・
良くお客様にお問い合わせを頂く中に、『石を両目に入れる事はできますか??』というご要望があります。
うちでは様々なカスタムを承っておりますが、ことメメントスカルの石に関しましてはお断りしてしまいます。。。
一見片目だけにに石がポン!と入っているように見えるこの石の下には、実は石のカットに合わせた台座が原型の時点で成形されておりまして、毎回微妙な誤差を石に合わせて削るため確実に石をホールドしてくれているんです。
よぉ〜く見て頂きますと、石を留める『爪』が物凄く小さい事が確認して頂けると思います。
これは石座をズレ無く確実に石に合わせる事で、石が動こうとしない分、それを留める爪が最小限で済む為なんです。
デザイン上、石の輪郭がハッキリ丸く見える事が大切だったので爪は小さいに越した事はありませんでしたから。
実際4点で留めてありますが、ピッタリはまっているだけに、最低2点留めでも石が動かない程です。
いかにも自然にハマっているかの様に見えるのにはこういった理由があったんです。
ですので両目に石・・・これはお断りしておりますw
ではなぜ片目なのか・・・
このリングを製作する上で意識していたのが、"無機質"と"有機的"の共存するデザインのスカル。
無機質な金属を使って、無機質なだけのデザイン程面白みの無い物はありませんので、気持ちの良い違和感を感じる有機的な文字や彫刻を施し目に止まるようなデザインにしたかったんです。
片目にしてバランスを崩し、そこに無機質な硬いイメージの石を配置する事で、結果どこか有機的な(何か意思を持っているかの様な)雰囲気を出したかったんですよね!
ずれたバランスは額の文字を左よりにする事で調整してあるので、全体的に見るとバランスが取れています。
良く『コレって両目に石入ってた方が良くない?』ってリングはありますが、メメントスカルは逆に片目じゃなきゃだめなデザインなんです。
もちろん石の種類(色)を変更するカスタムは可能です!w
さて次はスカルのデザインのお話・・・
このリングがリリースされたのは2008年の6月でした。
このリングの原型の製作には約一ヶ月以上を費やした記憶があります。
どこにそんなに時間を掛けたか・・・それはリサーチです。
スカルを作るにあたって、数百体という実際の骸骨の写真を集めました。
骸骨にもハンサムがいるのでw 色々な骸骨の良いパーツ(部分)を見極める必要があったんです。人種や国、性別で骸骨は全然違ってきますので。
良く、人体標本を見てリアルを謳っているアイテムがたくさんありますが、人体標本は単に平均値なだけです。
だからリアルを謳うスカルリングって同じ表情してるんですよね。
『リアル』って事をここで話すのは止めておきますが、私は実際の骸骨の写真をリサーチし、写真という2Dを3Dに起こす作業に必要なデッサン力も必要だと考えています。
まぁデッサン云々ではなく、物をどれだけ良く見れるか?が問題なんですけどね。
うちのスカルはサイドや額がやけに隆起していたり、動きがあるスカルだと良く言われますが、こういう骸骨も実際にあるって事ですネ!
このスカルリングを作る上でのコンセプトに合った様々な部分を多くの骸骨から抽出し、組み合わせる事で生まれた表情だったんです。
『こういうスカルって見た事無いけどリアル・・・』と言うお言葉を良く頂きますが、そういう事なんですよねw
気合いを入れて製作したこの時期、気合を入れ過ぎて私自身が大変な目に合ったって事は最後に記載しますw
さて、ここからが本題です。
メメントスカルリングには様々な『お守り』的な要素が含まれています。
『七つの大罪』は自分自身への戒めの意味。
聖母マリア、プレイングハンドは祈りの象徴として。
そして先日リリースされた悪魔の象徴『ベルゼブブ』を取り囲むのは、ラテン語の悪魔祓いの文章の頭文字を取った文字列になります。
悪魔を意味する『虫(ハエ)』をこの文字列で封じ込めるデザインになっています。
文章と日本語訳は次の通りです。
上から時計回りに・・・
上部
『SMQLIVB』
「Sunt Mala Quae Libas , Ipse Venena Bibas.」
(汝の差し出す飲料は邪悪にして、その毒を汝自身が飲み干さん)
右部
『CSSML』
「Crux Sacra Sit Mihi Lux.」
(聖十字架は我ための光とならん。)
下部
『VRSNSMV』
「Vade Retro Satana , Nunquam Suade Mihi Vena.」
(サタンよ去れ。汝の虚しき事物を我に提案するべからず)
左部
『NDSMD』
「Non Draco Sit Mihi Dux.」
(龍を我守りとさせじ)
さぁここで上の文章とリング裏に彫られている文字をよぉ〜く見比べて見てください・・・
・・・わかりますか?
そうなんです。一文字だけ文字が変えられているんです!
下部分の文字列、右から2番目の文字・・・
『 M 』のはずの文字が『 N 』に変わっています。
ラテン語で『 Mihi 』は"私"という意味があります。上の文章でも"我"となっていますね。
それでは『 N 』というのは何と言う文字か・・・
これは『 Noil 』という単語の頭文字『 N 』
『 Noil 』とは"私達の"という複数人称の意味があります。英語で言う"We"ですね。
「Vade Retro Satana , Nunquam Suade Noil Vena.」
(サタンよ去れ。汝の虚しき事物を私達に提案するべからず)
お守り的な意味合いのあるこのリングを着ける方々の周りには様々な大切な人達が存在しているはずです。
家族、恋人、友達・・・
ここで言う"私"とは、もちろんこの指輪を着ける方を指しますので、"私達"とはこの指輪をはめている方の周りにいる方々も含まれます。
悪魔は色々な悪事を提案してきます。七つの大罪それぞれに悪魔が位置づけられている事からもわかる様に、人間の欲を使って様々な誘惑をしてきます。
大切な人達にも寄るな!去れ!という意味でこの文章の"Mihi"を"Noil"に変更しておきました。
これでお守りの要素も身近な人達にも有効ですw
文字列右部分の
『聖十字架は我ための光とならん。』
ここで言う十字架はもちろんスカルの額にある十字架を指しています。
読んでくれている方も段々とマニアックな世界に入って来てしまっていますがw
皆さんタロットカードってご存知ですよね?
あのゲームや占いで使用されるタロットカードです。
タロットカードには22枚を使う大アルカナと、ゲームなどで使う56枚の小アルカナが存在します。
基本的に占いなどで使用されるのは22枚の大アルカナ。
枚数が22枚であることから、神秘主義者らによってヘブライ文字22文字の神秘的解釈と関連づけて解釈される事も多いみたいです。
ご存知の通り一枚一枚には番号と画が描かれていますが、13番目のカード・・・これは『死神』です。
西洋で『13』が忌み数に挙げられるのも頷けます。
ここで死神以上に気になるカードがあります。
それは15番目のカード。
『悪魔』
ではちょっとここで話を変えまして、このMement Skull Ring。
メメント・モリから名前を取っているんだろうに、何で最後にOを付けて『Memento』ではないのか??
実際はMementという単語は存在しません。完全な造語です。
『 O 』を取ってしまいました。
・・・いえ、消しておきました。
それはなぜか・・・
『 O 』ってアルファベット順で何番目でしょうか?
スカルの額の数字・・・『 69 』という文字がありますが、6と9を足すと・・・
その上には『 8-2-19 』
これを計算すると・・・
『 -13 』
忌み数の死神の数字も逆に負になれば安全でしょう・・・
この様に、様々な意味が込められていた『 Mement Skull Ring 』だったんです。
良い意味が込められている分には密かに込められていても問題は無いと考えます。
実はこんな意味もあって密かに守ってくれていた。何て思って頂ければ幸いです。

このリングの原型を製作していた2008年梅雨時期の頃、完成間際になって、私一ヶ月間ほど寝込みました。
原因は未だに良くわかっていません。
詳しくは書きませんが座っていられない状態で寝たまま仕事をしていました。。。
最後はヒドイ事になって・・・結局完全に治りましたがw
何だったんだアレは・・・
皆さんの所に行かないように、悪魔を私が退治しておきましたのでご安心を!笑
年末最後に長々と書きましたが最後まで読んで下さってありがとうございました!
今年は本当に皆様のおかげで充実した一年を過ごす事ができました!本当にありがとうございました!
来年も意識を高く、『ものづくり』を全力でやって行きたいと思います!
2010年もANIMAL-WORSHIP SILVERを宜しくお願い致します。
それでは皆様良いお年をお迎え下さい!
リング一つにここまでの意味が込められていたなんて!!!
私の中の"物欲"という悪魔が目を覚ましそうデス。。。汗
責任とって下さいww
いやしかしこれだけの文章が消えてしまったら
確かに「無」にもなりますね^^;
最後になりますが…
今年はNoilにとってANIMAL-WORSHIP SILVERと出会い、
そしてオンリーワンのリングを製作して頂いたことで、
最高の年になりました!
本当にありがとうございます!
来年も何卒宜しくお願い致します!
清水さん、そしてANIMAL-WORSHIP SILVERにとって、
よい年になりますように☆
こんばんは!コメントありがとうございます!
楽しんで頂けましたか!?w
悪魔は欲につけ込んで来ますからネ〜w
いえいえ今年はこちらこそ大変お世話になりました!本当にありがとうございました!!
紅様にも宜しくお伝え下さい!
こちらこそ来年も何卒宜しくお願い致します☆
それでは良いお年をお迎え下さいませ!
深いです....リングを所有される方、そしてその周りの人達のことまで考えてくれてるなんて、清水さんの思いがつまってるんですね...それにそんないわく付きだったなんて。
ANIMAL-WORSHIP SILVERは、そのアクセサリーを身に着ける意味を持たせてくれます、それってすごいことだと思います。
あと、清水さんのアクセサリーに向き合う真摯な姿勢、尊敬しております。
あけましておめでとうございます!本年も宜しくお願い致します!
いえいえとんでもないです。嬉しいお言葉ありがとうございます。
ファッションってものの中で光る事が当然のアクセサリーですが、その他の部分、それ以外のどこかでも光っている様なアクセサリーが作れたら嬉しいですね!
押し付けにも義務的にもならない、お客様の中で自然に生まれ欲する『意味』を、楽しんで身に着けて頂けるアクセサリーを今後も提案して行きたいです!
コメントありがとうございました!!
仕事に対する、ただならぬ意識の高さを感じるね!
AWSさんはただならぬ人だなぁ。。すごい!
いえいえ。ただの人です。今日コケそうになりました。
意識は高く持っていたいね!持っているべきだよね!
今年の・・・これから先もずっと通ずる目標の一つでもあるなぁ〜。
今年も、このアクセサリーって世界で提案する側の人間なんだって自覚をゆるがない土台として意識を高く行きたいと思います〜
コメントありがとうございましたー!