朝晩と急に寒くなってきましたが体調など崩されてませんでしょうか？
ようやく、もう秋なんだなぁ〜と体感できる気候になってきました。

何だかここ最近、思わせぶりでよくわからないブログの記事が続いておりましたが、ようやく準備も整いましたので発表する事ができます。
先日の記事に載せたスカルの南京錠。この南京錠をリプロダクションという形で、主に海外向けにリリースする事になりました。
これはアニマルとしてではなく、デザイナーである私自身が今後展開するプロジェクトの一環としてのリリースになります。

何がリプロダクションなのかと言いますと、もしかしたらこのブログを読んで頂いている方の中には既にご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、この南京錠は1800年代後半に、誰が、そして何の為に作られたかすらわからない謎の多いアンティークの南京錠なんです。
今ではオリジナルを入手する事が非常に困難なもので、1985年にアメリカで一度リプロダクションが発表されています。
この辺の話は、この南京錠を先行して発表してますFacebookの方に記事を載せています。
左サイドバー下にこの南京錠のFacebookページのバナーが設置してありますので、Facebookに登録されてない方でも見る事ができます。

話を戻しまして、現在ではそのリプロダクションですら高値で取引されている現状です。
型を取ったオリジナルの状態が悪かった事もあり、そのリプロダクションのクオリティは高いとは言えないものでした。
日本でもこのオリジナルを入手している著名人やコレクターが多くいらっしゃるので、皆さんも雑誌などの媒体で目にされた事があるかもしれません。

今回、私も知人の協力もありで鍵付きのオリジナルを入手する事ができました。
外部の損傷は少ないものの、内部のスプリングが壊れていて開閉できない状態でした。

状態の良い、現代的な素材で、アンティークの南京錠のデザイン、雰囲気を楽しめれば。。。
過去に作られたものは全て鉄製ですが、今までに無い真鍮でまた100年間受け継げるものを作りたい。

そこからは南京錠を分解し洗浄、スプリング工場に持ち込み内部スプリングの機構や素材を打ち合わせし、強度と耐久性に優れたステンレスで製作する事に。
外観も120年の摩耗が激しかった部分は修復し、オリジナルと同じように再生しました。

そして完成した真鍮製の Skull & Bones Padlock のリプロダクションが先日のこちらです。






色々と調べて行くうちに、この南京錠はフリーメイソン直系のデザインだという事がわかりました。







どおりでスカルが良い顔している訳です。
真鍮を燻したままの状態ですのでオリジナルのような鉄が酸化した黒さが雰囲気を出しています。
使い込んで行くうちに下地の真鍮色が見えてきます。







使用時に削られやすい裏面も修復し再現してあります。
製作年数の刻印は内部に『2011』と打刻されていますので外観に刻印は何もありません。







専用BOXにはブックボックス。
合皮、ウッド、ベロア地でアンティークの雰囲気を演出してくれます。
このボックスはお選び頂く事はできません。その都度デザインも変わります事をご了承下さいませ。
どんなボックスで送られてくるかはお楽しみに。







3つ穴のオリジナルと同型の真鍮製の鍵が2本付属します。
そのまま一本はネックレスとして着用してもいいですね。
強度を考慮し、オリジナルよりも厚く製作されています。







このようにチェーンと連結させてフック代わりに。
バイクやガレージなど、使い方は自由です。
基本的に装飾品扱いですので現代の防犯には向いておりません。
大切なものには防犯機能の高い鍵をお使い下さいw



このリプロダクションは現在では主に海外向けにFacebookで展開していますが、ここでもご注文をお受けする事は可能ですのでお気軽にお問い合わせ下さい。
在庫が無い場合は約3週間のお時間を頂きます事をご了承下さい。

料金は 62,800円（税送料込み）になります。

今後も徐々にFacebookで画像をアップして行きますのでご覧になってみて下さい〜